ActiveReports通信

.NET帳票開発ツール ActiveReports の技術情報をお届けします。

ActiveReports これ知ってる?-第7回:新機能紹介「Tablix」-

ActiveReports for .NET 11.0Jではページレポート/RDLレポートに新しいコントロール「Tablix」が追加されました。このコントロールは9.0J以前のMatrixの機能を引き継いだものであり、クロス集計表の作成に便利な機能を提供しています。
 
また、Matrixでは対応できなかったレイアウトを実現するための機能も多数追加されています。たとえば、以下のような設定が可能です。

改ページ時の行/列ヘッダの表示有無を設定

クロス集計表では、行方向、列方向に改ページが発生する可能性がありますが、改ページ後にヘッダを表示するかどうかは、帳票の要件によって異なるものです。Matrixではヘッダは必ず出力される動作になっていましたが、Tablixでは「RepeatColumnHeaders」、「RepeatRowHeaders」というプロパティによって、行/列ヘッダの出力有無を個別に指定できるようになっています。

行/列ヘッダのセル結合

Tablixではヘッダのセルを結合することができます。これによって、ヘッダ内での段組みを必要とするレイアウトにも対応可能になりました。

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集計セルの出力位置を変更

Matrixでは、集計用のセルはデータ出力用のセルの後(最下段/最右列)にしか表示できませんでしたが、Tablixではこれを逆位置に表示することもできます。また、集計セルに対して、行や列を追加するといったことも可能になっています。これによって、集計行/列に複数の値を並べて配置するようなレイアウトにも対応可能です。
 
操作方法に関しても、デザイナにグループエディタが追加され、Tablixに設定されたグループの構造を視覚的に把握することができるようになりました。Matrixを使用したことのある人は操作の違いに戸惑うかもしれませんが、慣れると直感的にデザインをすることができます。
 
製品ヘルプでは画像付きで具体的な使用方法を説明していますので、ぜひ一度お試しください。
 
この記事はグレープシティが発行するメールマガジン「ActiveReports通信」の第19号(2017年4月発行)に掲載された記事を、加筆修正して転載したものです。